2016年08月31日

ピーターラビット展とジブリの大博覧会

ちょっと遅れて夏休みをとり、六本木で、国立新美術館の「ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち」とヒルズの「ジブリの大博覧会」、Bunkamura ザ・ミュージアム(渋谷)で開催中の「ピータラビット展」などを見に行った。

●ピーターラビット展
「ピータラビット展」(10月11日まで)には、絵本の元になった「絵手紙」や、私家版のピータラビット、スケッチなどがたくさん展示されており、デッサン力と色彩感覚の豊かさがよくわかった。さまざまな絵本を読めるコーナーもあり、ピータラビット以外の作品はほとんど知らなかったけど、子猫のモペットが超かわいい!

日本では、1906年に、世界初となる翻訳版が「日本農業雑誌」に掲載されたそうで、フロプシーとピーターが「エロプシー」と「ペター」という名前になっている。

しかし、もっと衝撃的だったのは、1915年に「幼年の友」という冊子に掲載された「ピータロー兎」で、「昔、あるところに、太郎、二郎、三郎、ピータ郎という、四匹の兎が……」って、ピータ郎だけ異質すぎだろ! みにくいアヒルの子もびっくりだわ。隣のページに掲載された「機械馬」という四コマは、「よく駈けるし砲台にもなる」という機械馬に乗っていたら敵が現れたので、馬の背中を開け、中に隠れて鉄砲で応戦したら、敵が「馬だと思ったらほうだいだ、やられたやられた」とか言ってるだけでオチがないし、カオスすぎて笑いをこらえるのが大変だった。

ほかにも、紙芝居では原画にまったく似てないウサギの絵や、ギャグタッチで間抜けな猫の絵が描かれていたり、しばらく釘付けになってしまった。

ビアトリクス・ポター生誕150周年 ピーターラビット展
www.peterrabbit2016-17.com/

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●ジブリの大博覧会
六本木ヒルズ展望台の東京シティビュー内スカイギャラリーで開催中の「ジブリの大博覧会」(9月11日まで)では、劇場版公開当時のポスター、マスコミ報道、トトロの等身大ぬいぐるみ、大人も乗れる猫バス、アリエッティのドールハウス、制作や宣伝スケジュールなどたくさんの資料が展示されており、見応えだけでなく読み応えのある内容だった。

特に、各作品のキャッチコピーを巡る糸井重里氏と鈴木プロデューサーとのやりとりを記したFAX用紙が個人的にはかなりおもしろくて、たとえば「平成狸合戦ぽんぽこ」では、「タヌキだって、タヌキなりにがんばってるんだ」という提案について「タヌキなりにの箇所がなんだかタヌキをおとしめついて差別があるのでイヤ」との意見があったり、「もののけ姫」のコピー案には「ハッピー?」などもあり、もののけノイローゼになってしまったという糸井氏の苦悩が伺えた。

ちなみに、金曜の夜に行ったんだけど、猫バスのコーナーでは、1組あたり2分間の時間制限が設定されていた。猫バス内の椅子は一応フワフワだったけど、顔や尻尾はカチカチでちょっと残念。

終盤には、ラピュタのオープニングに登場する飛行船の大きな模型が展示されており、宮崎メカ独特の無数のプロペラが回転しながら上下に動いていた。8月26日(金)にはミニコンサートが開催されて、もののけ姫のテーマなどが聞けてうれしかった。



ジブリの大博覧会 〜ナウシカから最新作「レッドタートル」まで - 六本木ヒルズ

www.roppongihills.com/tcv/jp/ghibli-expo/


posted by 豆ジャム at 15:57 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 展覧会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

黎明から新時代の先駆けまで――国立新美術館「ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち」

10月10日(月)まで国立新美術館(六本木)で開催中の「ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち」で、さまざまな宗教画を鑑賞した。時代を追ってヴェネツィアのルネサンス美術を紹介する構成になっており、初期の頃は、現代の絵画と比較すると奥行きの表現などが稚拙だけど、後の印象派に通じるような光と影の表現を用いて受胎告知をドラマチックに描いたティツィアーノの登場に続き、巨匠たちの後継者となり、リアルな肉体表現を追求して新たな時代の先駆けとなった画家たちの作品まで、計57点が展示されている。

ティツィアーノ・ヴェチェッリオの「受胎告知」(1563-65年頃、ヴェネツィア、サン・サルヴァドール聖堂)は、暗雲が立ちこめる中、大天使ガブリエルがマリアにキリストの受胎をまさに告げようとしている瞬間を描いており、写真もなかった時代の人々にとってどれほど衝撃的だったか、いろいろ想像が膨らむ。

そういえば、ルノワールはティツィアーニを敬愛していたそうで、先日まで、同じ美術館でルノワール展が開催されていたのもおもしろい偶然だね。

日伊国交樹立150周年特別展 アカデミア美術館所蔵
ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち

http://www.tbs.co.jp/venice2016/
期間:2016年7月13日(水)- 10月10日(月・祝)
会場:国立新美術館 企画展示室2E(東京・六本木)
休館日:火曜日
開館時間:10時−18時(金曜日は20時まで)
入場料:大人1,600円


2016年08月22日
光り輝く希望の赤、朱、紅――ルノワール展

http://mamejam.seesaa.net/article/441238651.html

posted by 豆ジャム at 15:10 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 展覧会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月29日

お台場・VR ZONEの現実では味わえない現実感に熱狂!

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お台場で開催中の「VR ZONE Project I can」(10月10日まで)で、8月26日(金)に追加されたばかりの「マックスボルテージ」、「ガンダムVR ダイバ強襲」を含め、全てのアクティビティを体験したので、それぞれの概要や感想などをご紹介。

なお、VR ZONEは完全予約制で、予約サイトのカレンダーを見ると空きはないけど、キャンセルが出るとほぼリアルタイムに反映されるので、あきらめずに何度も予約サイトをチェックしよう。実際、私は28日(日)の深夜2時頃に予約サイトを見たら、当日11:30-13:00に空きがあって予約できた。他のサイトでは、時間内に全部体験できなかったという記事が多いが、人が並んでいるアクティビティを後回しにして、効率良く動けばギリギリ大丈夫だ。

私がおもしろくて夢中になったのは高所恐怖SHOWと脱出病棟Ω、バトリング野郎、スキーロデオで、アーガイルシフトとトレインマイスターはまあまあ、だいぶ落ちてガンダムVR ダイバ強襲の順番だった。マックスボルテージは個人的にかなりイマイチだった。

VR ZONE Project I can
https://project-ican.com/
予約の前に
https://project-ican.com/reserve/

ちなみに、近くのお台場夢大陸で開催されていた「DMM.プラネッツ Art by teamLab」はお昼頃には3時間待ち、後で5時間待ちになっていたようだ。31日(水)までの開催だけどぜひ体験してほしい。

2016年07月15日
「お台場夢大陸」teamLabのデジタルアートイベントで大はしゃぎ

http://mamejam.seesaa.net/article/440062508.html

※以下はネタバレがあるので体験前は要注意。特に下から2番目のガンダムは体験後に読んだ方が良いと思う。

●装甲騎兵ボトムズ バトリング野郎(651バナコイン:700円、8分)
個人的に一番期待していたアクティビティで、2本のレバーと2つのペダルで二足歩行型ロボット(AT、Armored Trooper)「スコープドッグ」を操作する。アーケードゲームのバーチャロンシリーズと同様の操作性で、2本のレバーを前後互い違いに倒せば旋回、2本とも同じ方向に倒しながら右足のアクセルを踏めばローラーダッシュで走れる。会場スタッフから、左のペダルは「ブレーキ」と説明されるが、説明板にもある通り実際は「ターンピック」で、脚部から杭を打ち出して地面に突き刺す操作となり、同時に旋回動作を入力すればその場で急速旋回できる。戦闘では急速旋回がかなり重要なので覚えておこう!

入場前に購入したバナコインプリペイドカードから料金を引き落としてもらい、準備中にゴーグルをつけると、AT格納庫が眼前に広がり、直立または降着ポーズをとったATなどが見られる。

その後、いったんゴーグルを取って座席に座り、椅子の位置を調節して、再度ゴーグルをつけると、リアルなATのコクピットが再現される。金属の塊に囲まれた狭い空間は、まさに鉄の棺桶! 頭の動きに連動して、ATの頭部カメラが動くのを見るだけでもうたまらないわー。

エレベーターでバトリング場に移動し、いよいよ対戦開始だ。ちなみに、私は一人で参加したので、会場スタッフと対戦した。右トリガーはマシンガン、左トリガーは誘導機能のないロケット弾で、どちらも弾数が制限されている。視線と照準が連動しているので、レバーとペダルでATを動かしながら、左右に向けて自在に攻撃できるのが楽しい。ロックオン機能はないから、敵の動きを先読みして、弾の軌道を確認しながら着弾点を微調整する必要がある。

1本目はよくわからないまま闇雲に撃っていたらマシンガンが弾切れを起こしたけど、なんとか勝てた。2本目は、うまく敵の後ろからマシンガンを連続で撃ち込んで気持ち良く勝利!

横方向に移動している敵を見つけたり、近距離ですれ違ったらすかさず左ペダルを踏んで敵が移動した方向に急旋回すれば、敵の背後をとりやすいと思う。弾切れになるとアームパンチが使えるらしいけど、狙って接近してパンチをたたき込むのはかなり難しい。

最大プレイ時間は8分だが、勝敗が決まった時点で終了。2本合わせて5分くらいで終わった気がする。もっと遊びたかったなー。

VR ZONEの新アクティビティ「装甲騎兵ボトムズ バトリング野郎」「マックスボルテージ」を体験。レポート&開発者インタビューを掲載
http://www.4gamer.net/games/999/G999905/20160816087/

●高所恐怖SHOW(930バナコイン:1,000円、7分)
エレベーターで地上200メートルのビルの屋上に行き、細い板の先で震えている子猫を救出するんだけど、会場に設置された板が、本当にパキパキ音を立てて揺れる! 板の上から見下ろす風景はCGだとわかっているのに足がすくんで、心臓がバクバクする。猫を抱えて戻ろうとしたら、さらにびっくりなことがあり、なんでこんなアクティビティを選んでしまったのか、心の底から後悔した。その分、無事に安全地帯に戻った安堵感は半端ない。VRのすごさを一番体感できたわ。

ちなみに、足を踏み外したら即終了で、落ちるCGもないとのことなので、やけになって飛び降りないように注意しよう。

●脱出病棟Ω(744バナコイン:800円、12分)
車いすに乗って、死体や殺人鬼がうごめく病院内からの脱出を目指すアクティビティで、最大4人まで参加可能。お一人様の場合は、ノリの良いスタッフさんが一緒に参加してくれる。私はお化け屋敷がかなり苦手で、規模が小さいちゃちな作りでも絶対に入りたくないんだけど、脱出病棟はCGなので割と平気だった。それでも、わあっ! と何度か声を上げちゃったけどね。

ヘッドセットを通じて、一緒にプレイしている人と話せるのが特徴で、相手の絶叫が聞こえると、何が起きているのかわからないので想像力がかきたてられて震える。スタッフさんは、本当は慣れてるんだろうけど、「何回やっても怖いんです」と言いながら、こちらの不安を煽ってくれる。

途中で、一人が捕まり、仲間に指示を出して助けてもらうミッションがあったり、同じ絵を選ばないと生きて帰れない仕掛けもあるんだけど、ロールシャッハテストみたいな抽象的な絵なので説明に迷ってドキドキする。なんとか無事に脱出できて良かった。

常に悲鳴が聞こえるアクティビティで、会場に入る前から「やべー、やべーよ!」「来んな、来んなよ!」などの声が響き渡り、笑いを誘うとともに期待が高まる。

●スキーロデオ(651バナコイン:700円、6分)
現実では絶対に滑れない雪山の急斜面を高速で駆け抜ける……のが理想だけど、岩や木に何度もぶつかってゴールできなかった。吐く息が白く表示されるリアルな銀世界を思い切り滑って、ジャンプするのは楽しい。足りないのは寒さと風だけだね。

●アーガイルシフト(651バナコイン:700円、7分)
美少女AIヒューマノイド・アイネとともに巨大ロボに乗り込み、敵を撃破していくシューティングで、視線連動型の照準システムや誘導ミサイルなど燃える仕掛けもあるけど、難易度は低いし、露出度の高いアイネが顔を間近に寄せてきたり、ドジっぽい動きを楽しむ萌えの要素もかなり多い。戦闘がおもしろいのに、最後に「俺たちの戦いはこれからだ」という場面で終わってしまうのが残念。いろんな意味で寸止め感があるアクティビティだった。

【レポート】VRロボゲー『アーガイルシフト』のロマンと没入感が凄い!男の子の夢、これで叶います

http://www.inside-games.jp/article/2016/04/11/97718.html

●トレインマイスター(651バナコイン:700円、9分)
山手線の運転士となり、遅れを取り戻すために急いで運転するなど、いくつかのミッションが体験できる。急ぎながらも制限速度を超えないよう気をつけなきゃいけないし、急ブレーキをかけると乗客の乗り心地が悪くなり、最終評価が下がってしまう。駅の雑踏や乗客の声、線路の揺れなどがリアルに伝わってくる。

●ガンダムVR ダイバ強襲(930バナコイン:1,000円、8分)

※ネタバレするとおもしろさが激減するので、体験前に読む場合は要注意



お台場の実物大ガンダムにザクが襲いかかってきたらどうなるか、そんな妄想をかなえてくれるアクティビティ。ガンダムの掌に乗って、ザクとの戦いを至近距離で見ることになる。ザクのヒートホークと、ガンダムのビームサーベルが切り結ぶシーンでは、ヒーターのスイッチが入って熱を感じられるようになっている。

●マックスボルテージ(930バナコイン:1,000円、9分)

完全防音の個室に入り、マイク型のコントローラーを握って、THE BLUE HEARTSの「リンダリンダ」かJITTERIN'JINNの「夏祭り」を選んで実際に歌ったり、マイクや手を動かして観客をノリノリにして、スターになった気分を味わえる……とのことなんだけど、リアクションしてくれるのは手前の観客だけで、それ以外の観客はかなり省略されており、コンサートホールを埋め尽くす大観衆の前で歌う臨場感がなくてがっかり。

リンク先の記事を読んだら、サラリーマン風の観客が興奮して踊り出すらしいんだけど、そこまで彼を盛り上げられなかった。

VR ZONEの新アクティビティ「装甲騎兵ボトムズ バトリング野郎」「マックスボルテージ」を体験。レポート&開発者インタビューを掲載
http://www.4gamer.net/games/999/G999905/20160816087/index_2.html



posted by 豆ジャム at 04:09 | 東京 ☀ | TrackBack(0) | 展覧会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする