2016年10月24日

「拝啓 ルノワール先生−梅原龍三郎に息づく師の教え−」内覧会レポート

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10月20日に三菱一号館美術館(丸の内)で開催された「拝啓 ルノワール先生−梅原龍三郎に息づく師の教え−」展のブロガー向け特別内覧会に参加させていただいた。画家の名前も作品もまったく知らなかったが、8月に見に行った国立新美術館(六本木)のルノワール展の記憶がまだ新しい時期だし、21歳の梅原が、リウマチで杖をついていた68歳のルノワールを1909年に突然尋ねたエピソードに興味を惹かれた。

本展覧会では、ルノワールや梅原の作品に加えて、梅原が収集したり、親交のあったピカソ、ルオー、セザンヌ、マティスなど合計80点の作品が展示されている。梅原の作品の構図や色遣いは、さまざまな画家たちの影響を受けつつ、西洋画の鮮やかな色彩やリアルなデッサンと、日本的なディフォルメや平面的な表現を、力強く太い筆のタッチで抽象化して融合させているような印象を受けた。

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ルノワールの大作「パリスの審判」2点を並べたり、作品中のアフロディーテを抜き出して彫刻化した「ヴェールを持つ踊り子」と、その彫刻を作品の中に採り入れた梅原作の「薔薇とルノワルのブロンズ」、「艶子夫人像」を同じ空間に配置するなど、展示の方法もおもしろかった。また、梅原が収集した、江戸から明治時代にかけて、無銘の画工により描かれた「大津絵」の神仏画など、意外な作品も展示されていた。

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仕事が長引いて、前半のギャラリートークには間に合わなかったんだけど、梅原がアポなしでいきなりルノワールの自宅を訪ねた際に、まず奥さんが梅原にいろいろ質問して、「あなたはルノワールに会うことになるでしょう」と言って下がった後にルノワールが登場したそうで、どんな会話が交わされたのか、想像が膨らんで楽しい。

拝啓 ルノワール先生 ―梅原龍三郎に息づく師の教え
Bonjour, Monsieur Renoir; Renoir et Umehara -Joie de peindre
開催期間:2016年10月19日(水)−2017年1月9日(月・祝)
開館時間:10:00-18:00
(祝日を除く金曜、第2水曜、 10月27日[木]、1月4日[水]-6日[金]は20:00まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は開館)
年末年始休館:12月29日(木)-2017年1月1日(日)

http://mimt.jp/renoirumehara/

2016年08月22日
光り輝く希望の赤、朱、紅――ルノワール展

http://mamejam.seesaa.net/article/441238651.html





posted by 豆ジャム at 11:12 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 展覧会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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