2016年09月07日

超絶技巧と遊び心が詰まった「驚きの明治工藝」

meiji01.jpgmeiji03.jpgmeiji02.jpg
自在龍(宗義)、色絵金彩鴛鴦置物(宮川香山)、蒔絵螺鈿芝山硯屏(易信)

9月6日(火)、「驚きの明治工藝」展特別内覧会で、リアルなカラスや鷹、ディフォルメされた巨大な魚、全長3mの龍など、今までに見たことがない自在置物や、小さくて精巧な根付、ビロード友禅など、江戸末期から昭和初期までの工芸品約130点を鑑賞した。なんと、すべて台湾人コレクターの所蔵品で、日本に里帰りさせたいとの希望により実現したそうで、上野での会期終了後、京都や埼玉に巡回する予定となっており、一部を除いて写真撮影が可能。

meiji04.jpgmeiji05.jpgmeiji06.jpg
自在烏(明珍宗春)、自在鷹(板尾新次郎)、自在鯱(無銘)

まず、入り口に展示された「自在龍」(宗義)に続き、ポケモンに出てきそうな「自在鯱」(無銘)にびっくり! 2014年に開催された「超絶技巧!明治工芸の粋」でリアルな蛇や伊勢海老の自在置物を見たけど、これほど大きなサイズでユーモラスな自在置物を目の当たりにしたのは初めての経験だわ。

meiji07.jpgmeiji08.jpg
蜆根付(平井汲哉)、竹塗煙管筒(橋本市蔵)

また、「蜆根付」(平井汲哉)はシジミの貝殻からはみ出すヒダの質感が本物そっくりだし、「竹塗煙管筒」(橋本市蔵)は本物の竹にしか見えないけど、なんと紙に漆喰を塗っているとのことでびっくり!

meiji11.jpgmeiji12.jpgmeiji18.jpgmeiji22.jpg
狸置物(大島如雲)、猫置物(善拙)、指月猿香合(藻晃)

ほかにも、織物で風景画を再現した「天鵞絨(ビロード)友禅」や、細かい細工が施された小さな根付、底面の肉球などが見られるよう鏡を設置した「狸置物」(大島如雲)、右腕をぴーんと伸ばした「指月猿香合」(藻晃)などのかわいい作品もあり、超絶技巧はもちろんだけど、遊び心にあふれた展示物が多くて楽しかった!

meiji13.jpgmeiji14.jpgmeiji15.jpg
群猿根付(正照)、三猿根付(小林盛良)

meiji16.jpgmeiji17.jpg
邯鄲夢根付(無銘)、眠り羅漢置物(加納鉄哉)

会期:2016/9/7(水)-10/30(日)
休館日:月曜日(9月19日、10月10日は開館)、10月11日(火)
開館時間:午前10時-17時 ※入館は午後4時30分まで
※10月21日(金)、22日(土)は、上野「文化の杜」TOKYO数寄フェス(仮称)開催のため、午後8時まで臨時夜間開館(入館は午後7時30分まで)。
会場:東京藝術大学大学美術館東京藝術大学大学美術館(上野)
入場料:1,300円



「驚きの明治工藝」展公式サイト
www.asahi.com/event/odorokimeiji/

驚き!台湾人コレクターが所蔵する明治工藝が日本で“里帰り”展示
http://blog.taiwannews.jp/?p=33923
「美しい作品が人々に知られる事がなく隅に置かれている事に気がつき、私はこれらの作品と作者に、『いつの日か輝きを取り戻し、あるべき場所で地位を確立させる』と約束した。今日はこの約束を果たす事が出来たのだ。この作品達はやっと日本に里帰り出来た」

2014年04月27日
日本人なら死ぬ前に一度は行くべき!
「超絶技巧!明治工芸の粋」展web特別鑑賞会レポート

http://mamejam.seesaa.net/article/395713301.html


posted by 豆ジャム at 20:16 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 展覧会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック